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大腸菌に有効な抗菌薬クラビットの特徴と副作用

2019年12月23日

クラミジアの治療ではジスロマックが使用されるケースが多いのですが、最近は薬に対して耐性を持つ病原菌が増えています。ジスロマックでも完治させることができない場合は、より強力な殺菌効果を持つニューキノロン系の抗生物質が治療に用いられます。

クラビットはニューキノロン系抗生物質のレボフロキサシンを有効成分とする治療薬(飲み薬)のひとつで、多くの種類の細菌に対して強い抗菌効果を発揮します。大腸菌にも抗菌効果を発揮するので、雑菌性の炎症を併発している場合にも有効です。抗菌効果が強いクラビットを服用すれば、クラミジア以外にも大腸菌などの雑菌によって起こる尿道炎や膣炎を併発している場合にも治療することができるというメリットがあります。女性は免疫力が低下すると膣に大腸菌などの雑菌が侵入する場合があり、性行為以外でも膣炎を発症するケースがあります。

クラビット錠の使用方法ですが、有効成分500mg分を1日1回服用します。治療期間は2週間で、完治するまでは毎日欠かさずに薬を飲み続ける必要があります。クラビット錠は1錠あたりに配合されている有効成分の量が250mgと500mgの2種類があり、500mg錠であれば1日1錠を飲みます。炎症などの症状が収まった後もしばらくの間は体内に病原菌が残存しているので、途中で服用を中止すると病気が再発したり耐性菌を出現させる恐れがあるので注意しましょう。

クラビットは抗菌効果が強いのですが、消化器の善玉菌を殺菌することで下痢などの副作用を発症する場合があるので注意が必要です。添付文書によると、主な副作用として下痢・悪心・発疹・AST(GOT)・ALT(GPT)などが挙げられています。これら以外にも、めまい・不眠・頭痛などの副作用も報告されているので注意が必要です。服用して治療をしている間は、自動車の運転や危険な作業を避けるようにしましょう。

クラビットは他の医薬品と一緒に併用すると効き目が弱くなったり、強い副作用が出る恐れがあります。添付文書によると、注意が必要な薬剤としてフルルビプロフェン(経皮鎮痛消炎剤)・アルミニウムやマグネシウムが含まれる制酸剤(胃薬)・ワルファリン(血栓を防ぐ薬)などが挙げられています。胃薬や消炎剤は幅広く使用されている医薬品ですが、レボフロキサシンを含む抗菌剤と併用する場合には十分注意しましょう。

レボフロキサシンを有効成分とする治療薬は処方箋薬なので日本国内では一般向けに市販されておらず、医療機関で診察を受けなければ入手することができません。医薬品を専門に扱うネット通販サイトを通して海外から個人輸入すれば、処方箋がなくても購入することができます。ネット通販サイトを利用すれば、先発薬よりも値段が安いジェネリック医薬品も選べます。ジェネリック医薬品を選択すれば、先発薬と比べて6割かそれ以下の費用で購入することができます。

海外ではクラビットのジェネリック医薬品として、レボクインという薬が販売されています。レボクインの有効成分もレボフロキサシンで、1錠あたりに500mgが配合されています。ジェネリック医薬品も先発薬と容量・用法は全く同じで、感染症の治療に使用する場合には500mg錠を1日1回服用します。副作用や併用することができない薬についても、基本的に先発薬と同じです。

クラビットや同じ有効成分が含まれるジェネリック医薬品を服用してクラミジアを治療する場合には、定められた用法・容量を守ることが大切です。クラビットは抗菌効果が強いですが、下痢などの副作用が出やすいというデメリットがあります。治療中は、副作用に十分注意を払うようにしましょう。